「お加減」とは?意味や使い方!例文や解釈
「お加減」とは、「相手の健康状態・病気の状態」を敬って尋ねる時に使う言葉です。
「お加減」の「意味・読み方・語源や由来・使い方・類語(シソーラス)や言い換え・例文と解釈・英語と解釈」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「お加減」とは?
- 「お加減」の表現の使い方
- 「お加減」の類語や類似表現や言い換え
- 「お加減」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「お加減」を使用した体調の尋ね方
- 「お加減」の英語と解釈
「お加減」とは?
「お加減」という言葉は、「相手の健康状態・体調・体の調子」に言及する時の敬語的表現です。
そのため、「お加減」の言葉は「目上の人の健康状態・体調・具合」を意味することが多くなります。
「お加減」は「お加減、いかがですか?」という疑問文でよく使われる言葉です。
「お加減」の「加減」は、「加えたり減ったりすること」から転じて「具合・程度・調子」を意味する言葉になっています。
丁寧の意味がある「お(御)」を付けることで、敬語的な表現としての意味を持っています。
「加減」は「分量や温度の具合・程度・調子」を尋ねる時にも使うことができ、「お湯加減・匙加減(さじかげん)・塩加減(しおかげん)」などの言葉があります。
- 「お加減」の読み方
- 「お加減」の語源や由来
「お加減」の読み方
「お加減」の読み方は、「おかげん」になります。
「お加減」の語源や由来
「お加減」の語源は、「加減(かげん)」という言葉にあります。
「加減」の言葉は「加えることと減らすこと」や「適度な程度に調節すること」を意味していて、更に「物事の具合・程度・状態」も意味しています。
「加減」は「物事の具合・程度・状態」の語源的な意味から、「健康状態・体の具合・症状の状態」なども意味するようになったのです。
「お(御)」というのは、「丁寧」を意味する接頭辞であり、「お+加減=お加減」で、「目上の人の健康状態・病気の症状の具合」を尋ねる時の敬語的表現になっています。
「お加減」の表現の使い方
「お加減」の表現の使い方は、「現時点であまり体調が良くない相手・何かの病気をしている相手」に対して、「相手の健康状態・病気(症状)の具合を敬って尋ねる場合」に使うという使い方になります。
「お加減」という表現を使う時には、一般的に「お加減はいかがですか?」という相手の健康状態について丁寧に尋ねる疑問文が多くなります。
「お加減はどうでしょうか?」は身近な先輩・親しい間柄(あいだがら)の目上の人に使うのに適している表現ですが、目上の人・社外の関係者などに使う時には「お加減はいかがでしょうか?」の表現で尋ねた方がより丁寧なニュアンスを伝えることができます。
日常的な会話やメールのやり取りでは、「お加減はいかがですか?」の言葉で使われることが多いのですが、「体のお加減を心配致しております」や「お加減のよろしい時にご連絡ください」などの文章でも使用することができます。
「お加減」の類語や類似表現や言い換え
「お加減」の類語・類似表現・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「具合」
- 「体調・健康状態」
- 「調子・病気の症状」
「具合」
「お加減」の類語・言い換えとして、「具合(ぐあい)」があります。
「お加減」という言葉は、「体の具合・健康状態・体の調子」を尋ねる時に使用される敬語的表現です。
「お加減、いかがでしょうか?」という慣用的な文章は、「お体の具合・調子はどうですか?」ということを意味しています。
その意味合いから、「お加減」の表現は「具合」という表現に言い換えることができるのです。
「体調・健康状態」
「お加減」の類似表現・言い換えとして、「体調・健康状態」があります。
「お加減」という言葉は、「身体の状態・体調・健康状態・病状」などを意味しています。
「お加減、いかがでしょうか?」という敬語的表現は、「体調はどうですか?健康状態はどういった感じですか?」ということを意味しています。
「お加減」と良く似た意味を持つ類似表現として、「体調・健康状態」を上げることができます。
「調子・病気の症状」
「お加減」の類語・言い換えとして、「調子・病気の症状」があります。
「お加減」という言葉は、「身体の健康に関する調子や程度」を意味しています。
「お加減、いかがでしょうか?」と相手の体調を尋ねる敬語的表現は、「病気の症状(状態)は、どういった感じでしょうか?」ということを意味しています。
その意味合いから、「お加減」の言葉は「調子・病気の症状」という言葉で言い換えられるケースがあるのです。
「お加減」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「お加減」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「お加減」を使った例文1
- 「お加減」を使った例文2
「お加減」を使った例文1
「ご無沙汰していて申し訳ございません。その後のお加減はいかがでしょうか?」
この「お加減」を使った例文は、「ご無沙汰していて申し訳ございません。
その後のお体の調子(ご病気の症状の具合)はいかがでしょうか?」ということを意味しています。
「お加減」を使った例文2
「無理をなさらずお加減がよろしい時で構いませんので、先日の案件について簡単なご返事だけでもお願いできればありがたく思います。」
この「お加減」を使った例文は、「無理をなさらずに、お体の調子・具合(ご病気の状態)がよろしい時で構いませんので、先日の案件について簡単なご返事だけでもして頂ければありがたく思います」ということを意味しています。
「お加減」を使用した体調の尋ね方
「お加減」を使用した体調の尋ね方は、風邪をひいていたり体調を崩したり(怪我をしたり)している相手に対して、「お加減、いかがでしょうか?」という言い方で尋ねるというものになります。
手術をした相手に対しても、「術後のお加減はいかがですか?ご無理をなさらずに、ご療養されてください」という表現で丁寧に体調を尋ねることができます。
「お加減、いかがですか?」はメールや文章でも使用することができる体調を尋ねる表現ですが、「病状について深く聞かない・(療養・回復を優先して)返信は不要である旨を添える」といったマナーを守るとより丁寧なメールになります。
「お加減」の英語と解釈
「お加減」という言葉を「体調・具合」の意味で解釈すると、“physical condition”(身体の物理的状態)や“body condition”(身体の健康状態)の英語で書き表すことができます。
「お加減、いかがでしょうか?」という体調や健康状態を尋ねる慣用的な言い回しは、“How are you feeling today?”(今日の体調はいかがですか?)という英文で表現することができます。
あるいは、よりフランクに“Are you in good shape?”(体の調子は悪くないですか?)という英語でも、体調がいまいちな相手に対して「お加減、いかがですか?」のニュアンスを伝えられるでしょう。
「お加減」という言葉について徹底的に解説しましたが、「お加減」には「相手の健康状態に言及する時の敬語的表現」の意味があります。
「お加減」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「具合」「体調・健康状態」「調子・病気の症状」などがあります。
「お加減」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。