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「心苦しい」とは?意味や使い方!例文や解釈

「心苦しい」という言葉は日常会話などでもわりと頻繁に使う機会が多いのではないでしょうか。

何気なく使っている言葉かもしれませんが、ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。

では一緒に「心苦しい」という言葉の理解を深めていきましょう。

心苦しい

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「心苦しい」とは?意味や使い方!例文や解釈>


目次

  • 「心苦しい」とは?
  • 「心苦しい」の表現の使い方
  • 「心苦しい」の類語や類似表現や似た言葉
  • 「心苦しい」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「心苦しい」の反対語
  • 「心苦しい」の英語と解釈


「心苦しい」とは?

「心苦しい」とは?

「心苦しい」とは人に対して申し訳ない、すまないという気持ちがすること、気がとがめるという意味があります。

  • 「心苦しい」の語源や由来
  • 「心苦しい」の読み方

「心苦しい」の語源や由来

「心苦しい」には相手のことが、気の毒である、いたわしいという意味もあります。

また心に苦痛を感じる、心配だという使い方もします。

源氏物語、竹取物語、宇津保物語といった古い作品に「心苦しい」という言葉は使われていますので、昔から使われていた言葉だということがわかります。

今は「心苦しい」とは自分の気持ちを表す言葉として使っていますが、平安時代の頃は他人のことを思いやって心が痛む場合にも使いました。

「心苦しい」の読み方

「心苦しい」と書いて「こころぐるしい」と読みます。

「苦しい」「くるしい」ではなく「ぐ」となりますので注意してください。



「心苦しい」の表現の使い方

「心苦しい」の表現の使い方

「心苦しい」とは、平安時代の頃は他人を思いやって心が痛むとか心配とかいった意味合いで使っていたのですが、現在の場合は「心苦しい」というのは自分が他の人に対して申し訳ない、すまない気持ちがすること、気がとがめることで使う言葉です。

「自分だけいい思いをしているようで心苦しい」「本当に心苦しいけれど、これ以上は助けてあげられない」といった使い方をします。

また、断りを入れる際に「大変、心苦しいけれど」とつけることも多いです。

自分の気持ちを表す言葉ですので他人のことを「あなたは心苦しいですか?」「あなたは心苦しいです」といった使い方はしません。

「心苦しい」の類語や類似表現や似た言葉

「心苦しい」の類語や類似表現や似た言葉

言葉の意味が理解できましたところで、「心苦しい」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。

こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。

  • 「罪悪感がある」【ざいあくかんがある】
  • 「申し訳ないと思う」【もうしわけないとおもう】
  • 「気まずい」【きまずい】

「罪悪感がある」【ざいあくかんがある】

「罪悪感」とは悪いことをしたり、非難されるようなことをしてしまったと思う気持ちのことを言います。

「罪悪感がある」とはそのような気持ちが自分の中にあるということを言う言葉なのですが、何かお願いごとを断ったり、期待に応えられない時にまるで自分が悪いことをしたような、そんな気持ちにさせられてしまう時に「罪悪感がある」と言ったりします。

「申し訳ないと思う」【もうしわけないとおもう】

「心苦しい」の言葉の意味は申し訳ない気持ちがすることとなりますので、「心苦しい」「申し訳ないと思う」と言い換えることができます。

「期待に応えることができなくて、本当に申し訳ないと思う」「申し訳ないと思う気持ちはあるけれど、これ以上合わせることはできない」「こんなことをして、申し訳ないと思う」といったように日常会話でもよく使う言葉です。

「気まずい」【きまずい】

「気まずい」とは相手と心が通っていなくて、落ち着かないこと、打ちとけることができなくて気づまりといった状態のことを言います。

「二人きりになると気まずいので困る」「気まずい空気」といったように使います。

「心苦しい」「気まずい」は似た意味合いの言葉です。



「心苦しい」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「心苦しい」を使った例文や短文など(意味を解釈)

それでは「心苦しい」を使った例文をいくつか紹介しましょう。

意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。

  • 「心苦しい」を使った例文1
  • 「心苦しい」を使った例文2

「心苦しい」を使った例文1

「こんなに良くしていただいて、何だか心苦しいです」

人からおもてなしをされたり、優しくされますととても嬉しいしありがたいと思いますが、過剰すぎますと、申し訳ないという気持ちになってくるものです。

そのような時は例文のようなセリフが出ることでしょう。

「心苦しい」を使った例文2

「お願いを断るのは、見捨てるようで心苦しい気持ちになるが仕方がない」

人からの依頼を断るのは結構辛いものです。

まるで相手を見捨てるような気分にさせられてしまいます。

ですがすべてを受け入れることはできないのも現実ですから多少「心苦しい」気持ちがあっても断る時は断るという姿勢が必要でしょう。

「心苦しい」の反対語

「心苦しい」の反対語

「心苦しい」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。

明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。

  • 「気楽」
  • 「気安い」

「気楽」

「気楽」とは気兼ね、心配がなくのんびりしている、また物事にこだわることなくのんきな様子のことを言います。

「心苦しい」とは反対の心境と言えるのではないでしょうか。

「いつも気楽である」「気楽に頼む」などと使います。

「気安い」

「気安い」とは、気がおけない、心安い、気楽といった意味です。

遠慮することもない、気遣いすることもないといった意味合いですから「心苦しい」とは反対語になるでしょう。

「気安く言える仲」「気安い友達しか呼んでいない」といった風に使います。

「心苦しい」の英語と解釈

「心苦しい」の英語と解釈

「心苦しい」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。

英語では“I feel guilty for being a constant burden to my parents.”(親に負担ばかりかけることが、心苦しい)となります。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「心苦しい」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。

日常会話でも「私、心苦しいわ」「心苦しいけれど、お断りします」といったように使われる機会が多い言葉かと思います。

意味としては申し訳ない気持ちになる、相手にすまないと思う、気がとがめるといったことですから、自分のことを言う時に使います。

また、あまり使う機会はないかもしれませんが、心に苦痛を感じる、心配、気の毒といった意味合いもあります。

一応覚えておくようにしましょう。

それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。


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