「やりきれない思い」とは?意味!使い方や例文
「やりきれない思い」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
事件が起こった時など、この表現を聞くことがありますね。
それならば、「やりきれない思い」という表現にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは、「やりきれない思い」という言葉の意味について紹介します。
目次
- 「やりきれない思い」とは?意味
- 「やりきれない思い」を分解して解釈
- 「やりきれない思い」の表現の使い方
- 「やりきれない思い」の類語や言い換え
- 「やりきれない思い」の例文
「やりきれない思い」とは?意味
「やりきれない思い」という表現には強い辛さや苦しい心持ちの事、救われない思い、断腸の思い、などという意味があります。
例えば、交通事故等が起こって子供が命を落とした場合など、誰もが「やりきれない思い」になるのではないでしょうか。
日本は自然災害が多い国ですが、そのような災害で毎年多くの人が命を落としていきます。
そのような場合にも「やりきれない思い」という表現が使えます。
特に家族や知り合いなど、近しい人を亡くした人がこの表現をよく使います。
「やりきれない思い」を分解して解釈
「やりきれない思い」という表現を分解して紹介します。
- 「やりきれない」
「やりきれない」
やりきれない、というのは気持ちの収まりがつかない、辛抱できない、かなわない、などという意味があります。
物事を最後までできない、という意味ではありません。
この場合のやりきれない、という言葉には痛々しく思って気持ちが大きく動揺している、胸を締め付けられるような感じがする、という意味になります。
つまり、「やりきれない思い」というのは胸が締め付けられるような気持ちである、断腸の思いやる、という意味になります。
「やりきれない思い」の表現の使い方
「やりきれない思い」という表現は割り切れない、悔やみ切れない、などという時に使われます。
例えば、交通事故などで幼い子供が命を落とした場合、「交通事故で子供が亡くなりました」の一言ではやりきれない思いになりますよね。
あるいは、虐待などで子供が命を落とした場合なども、そのニュースを聞いて胸を締め付けられるような気持ちになる人も多いのではないでしょうか。
どれだけ辛かっただろう、どれだけ痛かっただろう、などと考えると、とにかく忘れられない、かわいそうでならない、などという気持ちになるものです。
そのような時に「やりきれない思い」という表現が使えます。
「やりきれない思い」の類語や言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「断腸の思い」
- 「割り切れない思い」
「断腸の思い」
断腸の思いというのははらわたが千切れることに辛くても苦しい思い、という意味になります。
はらわたというのは内臓であり、この場合は主に腸を指しています。
まるで腸が千切れるほどに苦しい思いをする、という意味合いになります。
「割り切れない思い」
割り切れない思い、という表現にはどこかすっきりしない心持ち、心の中に心配や不安がとどまっている、などという意味になります。
懸念事項がある、すっきりと納得できない、という時にも使われます。
割り切るというのは個人的な心情や感情を交えずに考えるという意味であり、このような行動ができない場合に割り切れない、という表現が使われます。
「やりきれない思い」の例文
ここでは例文を紹介します。
- 「やりきれない思い」
「やりきれない思い」
「交通事故に子供が巻き込まれ、本当にやりきれない思いを抱えています」
不慮の事故に幼い子供が巻き込まれると、とにかくショックが隠せないという人も多いのではないでしょうか。
かわいい盛りだった子供を亡くした家族の心情を思うと、とても悲しい気持ちになりますよね。
もしかしたらふざけたかもしれない、1分でも違っていたら子供が生きていたかもしれない、などと思うと、後悔してもしきれない、と感じる人も多いのではないでしょうか。
「やりきれない思い」というのはできる限り感じたくない感覚です。
しかし、必要に応じてそれほどまでの気持ちを抱えている、ということを表現しなければいけない場合もありますので、ぜひ知っておきたい表現の1つです。