「クラウドソーシング」の意味・類語・差別用語?【使い方・例文】
「働き方改革」などから一般的にも知られるようになった「クラウドソーシング」。
一種の業務形態だということはわかるのですが、いったいどういったものなのか、ぼやっとした印象の方も多いと思います。
そこで「クラウドソーシング」とは何なのかを解説してみました。
目次
- 「クラウドソーシング」の意味とは?
- 日本で有名な「クラウドソーシング」の会社
- 「クラウドソーシング」の言葉の使い方
- 「クラウドソーシング」を使った例文や短文・解釈
- 「クラウドソーシング」の英語と解釈
- 「クラウドソーシング」の類語や類義表現
「クラウドソーシング」の意味とは?
「クラウドソーシング」とは、これまでプロが作っていたことを、不特定多数のクラウド(群衆)に依頼し作っていく働き方のことです。
「ライティング作業などを経費や時間、人件費の削減のために外部に発注したい」と考える会社と「家にいながらでも働きたい」「隙間時間で少しでも稼ぎたい」と考える人たちを結びつけるプラットフォームのようなものになります。
日本で有名な「クラウドソーシング」の会社
日本でも2010年ごろから徐々に「クラウドソーシング」での働き方が注目されるようになりました。
会員数140万人超の日本最大級のサービスで大手企業や官公庁からも注目される「クラウドワークス」や日本で最初に登場したクラウドソーシング「ランサーズ」未経験者のためのサポート体制が充実している「シュフティ」といった「クラウドソーシング」の会社がたくさん設立され、いろいろな働き方を求めてたくさんの人が登録し、仕事を発注、受注しています。
「クラウドソーシング」の言葉の使い方
「クラウドソーシング」とは必ずしもかしこまったビジネスの場でしか登場しない、というわけではありません。
登録し、仕事をする人は個人事業主として行いますので主婦や学生の方もたくさんいます。
日常会話にも出てくることもあります。
「クラウドソーシング」を使った例文や短文・解釈
- 例文1
- 例文2
- 例文3
例文1
「クラウドソーシング」を使って午前中少しだけ事務作業をしています」
必ずしもプロが行わなくても良い、ということで主婦や学生の方にも人気の「クラウドソーシング」。
午前中のまとまった時間だけ家で働くということができます。
例文2
クラウドソーシング」で発注して自社ロゴを制作してもらった」
「クラウドソーシング」に多い、自社ロゴやブランドロゴの発注です。
プロに頼むより費用を抑えることができるので、利用しているところも多くあります。
例文3
「子育てをして仕事をする時間が減ってしまい社会に取り残されそうだったけど、「クラウドソーシング」で無理なくできる仕事を見つけて楽しみが増えた」
「クラウドソーシング」の中でも主婦、とくに子育て世代は多いと思います。
保育園は待機児童でいっぱい。
子供が寝てからでないと時間が持てない、だからなかなか仕事に行けない、という方でも家から出ることなくパソコンを開けば仕事ができるので、活用されている人がたくさんいます。
「クラウドソーシング」の英語と解釈
「クラウドソーシング」の英語表現は crowdsourcingと書きます。
これは造語で、「crowd」は群衆を指し「sourcing」は業務形態を指しています。
たくさんの人で作っていくプロジェクトなどが多いクラウドソーシングの特徴をよく合わしていますね。
「クラウドソーシング」の類語や類義表現
- アウトソーシング
- オフショアリング
アウトソーシング
「クラウドソーシング」に似た表現で「アウトソーシング」というものがあります。
似たような言葉ですが、意味は違ったものになり、「クラウドソーシング」がプロアマ問わず業務外に仕事を依頼するのに対し、「アウトソーシング」は会社の選ぶ特定の人々に作業を委託する形態です。
外部受注と同じ意味になります。
オフショアリング
「オフショアリング」という言葉も意味や使い方が少し似ているので注意が必要です。
「オフショアリング」は海外に向けて企業が業務の一部を委託する、というものです。
外に向けて委託、発注するという形態は同じですが、国内への委託と海外への委託という大きな違いがあります。
働き方改革によってたくさんの人がいろいろな働き方を選択できる時代になりました。
「クラウドソーシング」は主婦やダブルワークをしている方にとても心強いサービスです。
2010年ごろからだんだんと認知され始め、今では内職の一つとして、ではなく個人事業主としてたくさんの人が利用しています。
働き手には子育て世代やダブルワーカーだけでなく、これからはシニア世代も加わってくるのではないでしょうか。
「クラウドソーシング」の中でもライティング作業は特に人気でパソコンがあれば作業することができるので、隙間時間に、天候に振り回されずに、どんな時でも仕事ができるのは大きな利点です。
最近では大手企業の参入も見られ、単価の安いものはだいぶ減り、環境も良くなってきたと思います。
メリットデメリットはありますが、デメリットを回避する方法として発注者受注者ともにしっかりと規律のあるサイトを選び、連絡がまめにとれる人、細かな指示が出せる人、などを基準にしておくと、デメリットによるトラブルをかなり回避できるかと思います。
仕事を発注する側も受ける側も、安易な気持ちで行うのではなく責任をもって最後まできっちり仕事をこなすのが、「クラウドソーシング」で働く最大のコツだと思います。