「縁起を担ぐ」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話や小説などで「縁起を担ぐ」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「縁起を担ぐ」の意味
- 「縁起を担ぐ」の表現の使い方
- 「縁起を担ぐ」を使った例文と意味を解釈
- 「縁起を担ぐ」の類語や類義語
「縁起を担ぐ」の意味
「縁起を担ぐ」の意味は、「日常の些細なことに対して、良い前兆ではないか、悪い前兆ではないかといちいち気にすること」という意味です。
自分がこれから行動をする時に、その前に起きることがその行動の結末に影響すると思い込むことを言います。
自分の中で「こんなことがあったら吉兆」「こんなことがあったら不吉」などと決めていることがあり、それが起きた時には「必ず成功する」と信じたり、「失敗するからやらない」と判断する人もいます。
化学的根拠は全くないことで、自分の将来や運命を予測する時の表現です。
- 「縁起を担ぐ」の読み方
- 「縁起を担ぐ」を分解して解釈
「縁起を担ぐ」の読み方
「縁起を担ぐ」の読み方は、「えんぎをかつぐ」になります。
「かつぐ」という読み方が難しいので覚えておきましょう。
「縁起を担ぐ」を分解して解釈
「縁起を担ぐ」は「縁起+を(助詞)+担ぐ」で成り立っています。
「縁起」とは「吉凶の前兆」「ものごと起源や由来」「仏教用語で万物は因縁により生じるという教え」という意味があります。
「担ぐ」は、「ものを肩にのせて運ぶこと」という意味で、大き過ぎたり重過ぎるものを運ぶ方法です。
「縁起」は人の肩にのしかかり、まるで重い荷物を背負っている様であることから、「必要以上に縁起に囚われている人」に対して使われる様になりました。
「縁起を担ぐ」の表現の使い方
「縁起を担ぐ」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「縁起を担ぐ」と「験を担ぐ(げんをかつぐ)」の使い分け
文法的な使い方
「縁起を担ぐ」は動詞を伴った表現であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「縁起を担ぎ」になります。
「縁起を担ぐ」と「験を担ぐ(げんをかつぐ)」の使い分け
「縁起を担ぐ」と似た意味の言葉に「験を担ぐ」があります。
「験を担ぐ」の語源は「縁起を担ぐ」で、江戸時代に言葉を逆さまに言うのが流行り、「縁起」は「ぎえん」になりました。
それが段々と変化して「げん」になり、「験」という漢字があてはめられたのです。
「縁起を担ぐ」を使った例文と意味を解釈
「縁起を担ぐ」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「縁起を担ぐ」を使った例文1
- 「縁起を担ぐ」を使った例文2
「縁起を担ぐ」を使った例文1
「彼女は縁起を担いで旅行に出かけなかった」
ある方角が良くないと占いで出たので、その日にその方角へ旅行に出かけなかったことを表しています。
「縁起を担ぐ」を使った例文2
「彼は縁起を担ぐ性格で、茶柱が立って喜んでいた」
茶柱た立ったことで吉兆だと喜んでいたことを表しています。
「縁起を担ぐ」の類語や類義語
「縁起を担ぐ」の類語や類義語を紹介します。
- 「ジンクス」【じんくす】
- 「迷信深い」【めいしんぶかい】
「ジンクス」【じんくす】
「自分にとって幸運をもたらすものごと、あるいは不幸をもたらすものごとのこと」という意味です。
「迷信深い」【めいしんぶかい】
「合理的な根拠のない教えや戒めなどを強く信じている様子」という意味です。
「縁起を担ぐ」は「日常の些細なことに対して、良い前兆ではないか、悪い前兆ではないかといちいち気にすること」という意味です。
色々と迷信に関わることを知っている人に対して使いましょう。