「闇雲に探す」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
失くし物をした時に「闇雲に探す」という言葉を使うことがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「闇雲に探す」の意味
- 「闇雲に探す」の表現の使い方
- 「闇雲に探す」を使った例文と意味を解釈
- 「闇雲に探す」の類語や類義語
「闇雲に探す」の意味
「闇雲に探す」の意味は、「確信がないままむやみにものを見つけようとすること」です。
失くし物をした時には、まずどこに置いたか、最後に見た覚えたあるのはどこかなど、ある程度目星を付けてから探した方が効率的です。
ところが何も手がかりがない場合に、あるかどうかも分らないのにあてずっぽうに見つけようと行動することを言います。
- 「闇雲に探す」の読み方
- 「闇雲に探す」を分解して解釈
「闇雲に探す」の読み方
「闇雲に探す」の読み方は、「やみくもにさがす」になります。
「暗雲(あんうん)」と読み間違えない様にしましょう。
「闇雲に探す」を分解して解釈
「闇雲に探す」は「闇雲+に(助詞)+探す」で成り立っています。
「闇雲」とは、「先の見通しもないのに後先を考えずに行動すること」「むやみやたらに」という意味があります。
由来は「闇の中で雲をつかむ様に、後先を考えずにただ行動すること」から来ています。
「探す」は「ないものを見つけようとして、見回したり歩き回ったり、人に尋ねたりすること」という意味です。
以上の言葉が組み合さり「先の見通しもないのに、見つけようとして後先を考えずに色々と動き回ること」という意味で使われています。
「闇雲に探す」の表現の使い方
「闇雲に探す」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 良い意味では使われない
文法的な使い方
「闇雲に探す」は動詞を伴った表現ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「闇雲に探して」になります。
良い意味では使われない
「闇雲に探す」は良く考えずにやたらと探すことで、良い意味では使われません。
一生懸命探し物をしている人に対して使うと不快に思われてしまうことがあるので注意しましょう。
「闇雲に探す」を使った例文と意味を解釈
「闇雲に探す」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「闇雲に探す」を使った例文1
- 「闇雲に探す」を使った例文2
「闇雲に探す」を使った例文1
「外出先で財布をなくしたら、闇雲に探すよりは警察に届けるべきだ」
外出をした時に財布をなくしたことに気付いた時は、慌ててそこら中をやたらと探し回るよりは先に警察に届けた方がいいと言っています。
「闇雲に探す」を使った例文2
「お店の名前を忘れてしまい、周辺を闇雲に探し回った」
行くはずのお店の名前を忘れてしまい、そのお店がある周辺を歩き回って探したことを表しています。
「闇雲に探す」の類語や類義語
「闇雲に探す」の類語や類義語を紹介します。
- 「手当たり次第に探す」【てあたりしだいにさがす】
- 「行き当たりばったりに探す」【いきあたりばったりにさがす】
「手当たり次第に探す」【てあたりしだいにさがす】
「行き当たる場所全て片っぱしから探して回ること」という意味です。
「行き当たりばったりに探す」【いきあたりばったりにさがす】
「特に根拠や確信がなく、なりゆきで探すこと」という意味です。
「闇雲に探す」は「確信がないままむやみにものを見つけようとすること」という意味です。
焦って無駄に探し回っている時に使いましょう。